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第39回日本分子生物学会年会 優秀ポスター賞の受賞

2016年12月16日

この度、病原微生物学研究室の上級研究員であります私、竹本訓彦は第39回日本分子生物学会年会において優秀ポスター賞を受賞いたしました。本研究は細菌における遺伝子発現制御機構の一つであるRiboswitchによる遺伝子発現制御メカニズムに焦点を当てたものです。Riboswitchは細菌によくみられるnon-coding RNAの1種で、一般的に遺伝子の5’UTRに存在し、転写中に直接リガンドが結合することにより下流の遺伝子の発現を制御します。これまで、Riboswitchはcis-elementにより転写の伸長効率やmRNA→蛋白質の翻訳効率を制御するものと考えられていましたが、本研究では、RNaseによるmRNAの分解効率を制御することで下流の遺伝子の発現量をコントロールしていること(Nucleic Acid Res., 2015, 43(1):520-9.)、このメカニズムが進化的起源の異なるRNaseを持つ細菌間で保存されていることを見出しました。本研究は基礎的な内容となっておりますが、この解析の過程で得られた知見をもとに医学応用につなげていけると考えております。今後もscienceを楽しみつつ、医学進歩につながる成果を上げるべく精進いたします。 本研究は前所属機関である地球環境産業技術研究機構(RITE)での成果と、NCGMでの成果を合わせて発表させていただいたものです。この場をお借りしてRITEバイオ研究グループの乾 将行 主席研究員、NCGM病原微生物学研究室 秋山徹 特任研究部長に感謝申し上げます。

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